訪問看護ステーションはる

「訪問看護ステーションはる」は、2004年に設立し、介護保険制度の経過とともに成長し20年を過ぎました。医療の進歩により様々な病気が治療でき、通院治療や入退院を繰り返すなどで生命の維持が可能となってきました。しかし、その一方では、治療法の確立しない難病も増加しており、患者様は病気が軽快して退院しても、身体の調子や治療に応じてそれまでの生活を自身の判断で続けなくてはなりません。そのような時に、当ステーションの存在が必要となります。

在宅看護の必要性から、ひとりの看護師がこの事業をスタート

看護師の清水みゆきは、50年あまりの臨床看護の経験から、在宅看護の必要性を重視し、病院という建物ではなく、住み慣れた家庭でその人らしくすごせるよう、当時は市内では初めての看護師経営者として訪問看護事業を始めました。

県内でもまだ数少ない小規模の事業所でしたが、経験豊富な職員とともに、主治医の指示に沿った医療処置や健康状態の観察、療養相談と指導、生活の支援を行ってきました。また、緩和ケア(医師・薬剤師との連携によるペインコントロールなど)・ターミナルケアにもとりくみ、在宅での看取り、難病と向き合う方々にも在宅での生活が続けられることを大切に、「目と手と心のぬくもりを大切に」ケアをし、ご利用から10年を過ぎておられるかたも多くおられます。

また、認知症の利用者様にも訪問看護を続け、コミュニケーションや生活支援を他職種ととりくみ進行を抑えることで数年以上在宅生活が可能となっています。中には他職種やボランティアとともに念願のお花見や小旅行を楽しむこともありました。

“生活の質”を大切に

ご利用者様とご家族のQOL(生活の質)を大切にし、ご本人とご家族様のご希望に沿った自立支援とその都度の病状の説明と合意を得る(インフォームドコンセント)ことを理念とし、他職種や病院施設、行政や地域の方々との連携をしつつ専門職としての毎月の施設内研修や、訪問看護協会の研修などに参加しています。

個別ケアを基本にあらゆるニーズに対応するため、医療依存度の高い方(緩和ケア・薬剤師との協働による麻薬管理・褥瘡管理・神経難病のための理学療法師との協働による在宅リハビリ・在宅酸素療法・人工透析をしている方のケア・経管栄養・ストーマ管理・点滴やカテーテルの管理など)には、その方の居室が病室であるような質の高い看護を目指して実践しています。

地域医療の一翼を担う存在に

訪問看護ステーションはるは地域医療の一翼を担うべく、近隣の大和高田市立病院をはじめとする医療機関、サービス提供エリアとする大和高田市・広陵町・橿原市・香芝市・葛城市の担当課、介護支援事業所と担当者会議に積極的に参加しています。

 また、職員のモチベーションを維持するためにも看護を志す人とのかかわりは大切と考え、奈良県立医科大学看護学科・畿央大学・白鳳短期大学・奈良文化女子短期大学・高等学校の学生実習生を受け入れ、在宅看護の重要性とやりがいを体験してもらっています。実習終了後の学生の感想には看護職として、その人の尊厳を大切にする専門技術が温かく高貴なものであるといった感動的な文章が多くみられ、若いエネルギーに触発され、日々の研鑽にもつながっています。

<訪問看護・介護予防訪問看護>
介護保険事業所番号:2960890867


訪問看護ステーションはる
所在地:大和高田市市場774-1
TEL:0745-25-2086
FAX:0745-25-3086

アクセス

訪問看護ステーションはるに関するお問い合わせは

株式会社奈良ケアセンターはる